授業で SQL*Plus を使っていて課題や練習をする度に Windows に切り替えるのが面倒なので、Mac に Oracle 10g のクライアントバージョンをインストールすることにしました。以下の説明で間違いなどありましたら、コメントよろしくお願いします。

と言っても、授業で必要な SQL*Plus と Oracle Net だけのカスタムインストール。大学のデータベースに繋げられさえすれば練習は出来るので、とりあえず練習して SQL 覚えたい自分には今のところそれで十分。

フルバージョンのインストールに関しては、Quick Install Guide for Oracle 10g Release 2 on Mac OS X Leopard & Snow Leopard (Intel) | Pythian Group Blog が参考になるかと。自分もそのページを見ながら必要だと思われることだけやっていきました。

まだインストーラをダウンロードしていない方は、Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0.4.0) for MAC OS X on Intel x86-64 から Oracle Database 10g Client Release 2 (10.2.0.4.0) をダウンロード。会員登録が必要だったはず。

ORACLE_BASE ディレクトリの作成

クライアントインストールで、今はデータベースを作る予定もないですのでホームディレクトリにインストールすることにしました。

$ pwd
/Users/<ホームディレクトリ>
$ mkdir Oracle
$ chmod 770 Oracle

ユーザー環境変数

ホームディレクトリの .bash_profile に以下を追記(無かったので新規作成)

export ORACLE_BASE=/Users/<ユーザー名>/Oracle
export ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/10.2.0/client_1
export DYLD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib
PATH=$PATH:/$ORACLE_HOME/bin

.bash_profile を読み込み

$ source ~/.bash_profile

インストール

Snow Leopard では /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/
Versions/ 以下に 1.4.2 ディレクトリがありませんので、シンボリックリンクを置いておきます。

sudo ln -s /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0 /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.4.2

これでインストールの前準備は完了。

ダウンロードしておいた client.zip を解凍して、client/Disk1/runInstaller をターミナルにドロップして -J-d32 というオプションを追加して実行します。

/Users/<ユーザー名>/Downloads/client/Disk1/runInstaller -J-d32

インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定というウィンドウでは、先ほど作成した Oracle ディレクトリを指定。グループは staff のまま。次へ。

oracle

インストールタイプはカスタム。次へ。

ホームの詳細は特に変更なし。次へ。

使用可能な… で SQL*Plus と Oracle Net を選択して次へ。

インストール中に Oracle Net Configuration Assistant がエラーを吐く。インストーラを閉じずに $ORACLE_HOME/rdbms/lib/ins_rdbms.mk を編集。 $(HSODBC_LINKLINE) というラインを #(ハッシュ)でコメントアウト。

もう1つ $ORACLE_HOME/jdk/bin/java をエディタで編集。”java – Xbootclasspath…” を “java -d32 -Xbootclasspath…” に変更。

インストーラに戻って再試行するとエラーが消えて Oracle Net Configuration Assistant が出てくる。ここからは各々の設定ですね。設定が終わると、ルート権限で以下を実行してくださいというようなウィンドウが出てくるのでそのコマンドに sudo を付けて実行しました。

自分の場合は大学の PC から(もちろん許可を得て)拝借してきた tnsnames.ora という設定ファイルがあるので、その一部の必要な部分を $ORACLE_HOME/network/admin に作成された tnsnames.org へコピー。

これで SQL*Plus のインストール完了ー♪

SQL*Plus


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