接続情報を持っている方はそのままシステム環境設定のネットワークから VPN 接続を追加して入力していけば、すんなり接続出来るはずです。以下の解説では pcf という拡張子の設定ファイルを持っている方を対象にしています。

pcf ファイルには、接続に必要な情報が記述されています。Cisco の VPN クライアントを使用する場合はインポートすればいいのですが、Mac 内蔵の VPN 機能を使う場合はインポートが出来ません。ファイルを開いて内容を読む必要があります。

pcf ファイル自体はテキストファイルなので、メモ帳などで開けるかと思います。ただ、開いてもある程度知識がないと何のことだかさっぱりかと。以下では接続に関係のあるラインを詳しく見ていこうかと思います。

ちなみに、以下の情報は Cisco の IPSec の設定に必要なものを扱っています。他の VPN のタイプの場合は以下とは異なるかもしれません。

システム環境設定 ＞ ネットワーク へ。

インターフェースリスト左下のプラスボタンを押して、インターフェース情報を入力していきます。インターフェースは VPN 。ここにある VPN タイプは3種類。私の大学は Cisco IPSec を使用しているので、これを選びました。サービス名はネットワーク環境設定の左側に表示されるインターフェースの名前になるので、お好きな名前を選んでください。

作成ボタンを押すと、新しいインターフェースが追加され接続設定が出来るようになっているはずです。

サーバアドレスには、先ほどメモしておいたホスト名を記入します。アカウント名は個人のログイン ID。これはそれぞれの組織で個人に割り当てられているものなので、もちろん pcf ファイル内には記述がありません。パスワードは入力してもいいですが、恐らく接続するたびに毎回要求されるので記入しなくてもいいかと。

認証設定…というボタンクリックします。コンピュータ認証というポップアップが出てくるので、先ほどメモっておいた情報を入力していきます。共有シークレットというのは解読したグループパスワードのこと。グループ名にはそのままグループ名を入力します。

これで設定は完了。お疲れさまでした。一旦コーヒー休憩でもいかがですか♪

メニューバーに VPN の状況を表示という項目にチェックすると、不思議なアイコンがメニューバーに出てきます :)

メニューバーアイコンのメニューから設定済みの VPN 接続を選択すると、パスワードの入力ダイアログウィンドウが表示されます。

パスワードを入力してログインすると、ログイン時間がメニューバーに表示されます。これで VPN クライアントに頼らなくて済むので随分楽になりました。