3 月 16 日に iPad がリリースされてから、いろんなところで話題になっているのが iPad のバッテリーの話。

“iPad バッテリー” などで探せばいろいろ出てきますが、この話題について 2 つ気になった話があったのでここで取り上げてみます。

1. 充電に時間がかかる

新しい iPad は解像度が上がってグラフィックもクアッドコアとなり、それに対応するためにバッテリーの容量も iPad 2 の 1.68 倍へと増加(*1)しているようですので、その分充電に時間がかかるのも当然と言えば当然ですが、もしかしたら充電の方法が間違っているかもしれません。
*1 via – 新しいiPad(第3世代)の驚異のバッテリー!容量約1.7倍でわずかな重量増。

最近の iPhone や iPad には AC アダプタが付属していますが、それぞれ出力が違っており、iPhone のアダプタを iPad で流用したら相当な時間がかかってしまいます。就寝前に充電しておいたのに、朝起きてみたら 30% しか充電されていなかったなんてことも。

充電については、下記のひとぅブログさんの記事が大変参考になるかと。
– via iPhoneのApple USB 電源アダプタでは新しいiPad(第3世代)を充電できないのでご注意を – ひとぅブログ

ちなみに、下の画像のとおり以前の iPod touch のアダプタ(左上)と今の iPad のアダプタ(右上)は同じ形状なんですよね。ただし、出力は画像下の iPhone のものと同じです。

USB アダプタ

アダプタにグレーの文字で記載のスペックは下記のとおり。

iPod USB Power Adapter(左上)
Input: 100-240V~0.15A(0,15A) 50-60 Hz Output: 5V — 1A
*下の小さいアダプタ(iPhone 用)も同じ出力です。

10W USB Power Adapter(右上)
Input: 100-240V~0.45A(0,45A) 50-60 Hz Output: 5.1V — 2.1A

要は、iPad の充電には付属してきたアダプタを使えってことですな。

モバイル端末を多くお持ちの方にとっては、端末充電用のアダプタが沢山ありすぎて可能な限り少なくしたいと思います。

下記の Apple のサイトには iPad 用の 10W USB Power Adapter を iPhone や iPod で使っても問題ないと書いてありますので、少なくしたい場合はこのアダプタで統一するといいかもしれませんね。
– via iPhone and iPod:iPad 10W USB 電源アダプタの使い方

2. iPad が充電 100% と表示していても、実は 100% ではない

この話を知ったのは以下の記事。
– via Why does the new iPad continue charging after it hits 100 percent?

iPhone や iPad では上のステータスバーにバッテリーが何パーセント残っているか表示できますが、新しい iPad では表示が 100% になっても実際は 100% に達しておらず、その後もチャージを続けるようです。

DisplayMate Technologies 社の Raymond Soneira 氏によると、100% と表示されてから実際に充電が完了するまでに最長 1 時間程かかるとのこと。バッテリーのパーセンテージは数学的に計算されて表示されていますが、新しい iPad ではその計算に問題があるようだと話しています。

前述の記事を読む限りこの問題はソフト的に何とかなりそうな気がしますので、今後のソフトウェアアップデートでの Apple の対応を期待しています。せっかくの大容量のバッテリーがもったいないですし、毎回中途半端な充電を続けているとバッテリーの寿命も短くなりますしね。


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新しい iPad のバッテリーについて気になっていること 

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